インプラントについて
昨今インプラント治療が大変な脚光を浴び、世間でも話題となり、私どもの歯科医院もここ数年何百人もの患者様がいらして実際治療を行っております。そうしたインプラントを行いたいという患者さまのご期待に応え、正確かつ安全なインプラントを行うために、当院では現在5種類のインプラントを使用しています。5種類のインプラントは、世界的にも信頼性が高いとされているもののみ、ヨーロッパおよびアメリカ製のものを使用しています。
日本製に関しては、現在世界的な信頼性が高くないこと、制度的な面での配備が遅れていることから、現在当院では使用しておりません。 これらヨーロッパやアメリカ製のインプラントというのは、世界的にインプラントの歴史が長く、高水準な製品を利用することが可能です。 当院では世界的な論文や実際の施術結果をすべて考慮し、最も患者さまに安心してお使いいただけるものを選んでおり、当院として自信を持って提供することのできるインプラントだと考えております。
当院で行っているすべての外科処置は M I (ミニマムインターベンション:なるべく体に優しい)手術の方向を目指して行っております。私共もその方針で治療(普通の治療も含め)を行っており「痛くない」「腫れない」「早期回復」を目指してインプラント治療を進めております。
もちろん術後の経過回復まで含めたが医療です。昨今インプラントでのトラブルというのが非常に問題になっており、当院にも都内でインプラントを受けたものの、その後のメンテナンスを全く行わず、悪化してしまったという患者さまもいらっしゃいます。インプラント治療というのは、術後の経過観察まで含めて一つの治療です。入れたからもう大丈夫。というのではなく、今後長くインプラントを使うためにも、メンテナンスをしっかりと行っていくというのも、当院のポリシーの一つです。
インプラント治療に絶対欠かせない診査診断の1つがCT診査です。一般外科の術前術後には必ずCTを行いますよね。実はインプラントも同様に必ず行うべき方法です。
歯科用CTは医科用のCTに比べ被曝量が200分の1と極端に少なく設計されており、人体に与える影響的に大変安全なCTであるといえます。当院ではそんな歯科用CTの中でも特に世界的にX線被爆量が最小レベルであるドイツのシロナ社製のガリレオスというCTを常備してありますので、安心して検査していただけます。
現在インプラント治療は高価で、患者様の期待度が最も高い治療法です。しかしながら他の治療と同様に万能ではありません。メリットがほとんどですが当然リスクもあります。どれだけ信頼性の高い物を使おうと、外科処置の偶発症や補綴処置(かぶせ物や入れ歯等)の破損がゼロであるとは断言できません。それはインプラントに限った話ではなく、銀歯や金歯が全く問題がないか、というのと同じことです。したがって常に研鑽を積みその経験を元にしっかりとした説明を患者様に行い、治療を行う事が不可欠です。
高額な治療、期待度が高い治療だからこそ、安心で、納得の出来る治療体制や、患者様との信頼関係が重要です。当院では患者さまのニーズに最大限、安心して応えられるよう常に研究をすすめておりますので、インプラント治療の際にはいつでもご気軽にご相談ください。
当院では、日本としてはかなり初期段階である1992年からインプラントの治療に取り組み、研究を行っており、現在までに10年以上の歯の生存率(サバイバルレート)は99.8%という高生存率を記録させていただいております。
当院では1本当たりの費用は40万円前後(CT分析も含める)となっております。症例によっては価格が異なる場合がございまして、補綴処置(かぶせ物〜入れ歯法)によって費用が異なってきます。組織再生手術(GBR・サイナスリフト等)は別費用となります。ご希望の患者さまには来院の際にご説明いたします。